「仕事で大きな失敗をしてしまった……」
「上司に怒られて、立ち直れない」
「自分には仕事が向いていないのかもしれない」
「もう一度頑張りたいけれど、気持ちがついてこない」
仕事をしていれば、誰でも一度は失敗を経験します。
小さなミスならすぐに切り替えられても、取り返しのつかない失敗をしたときや、周囲に迷惑をかけてしまったときは、なかなか気持ちを切り替えられません。
そんなときに無理やり「前向きになろう」とする必要はありません。
まずは少し立ち止まって、**別の人の考え方に触れてみる**のも一つの方法です。
今回は、仕事で失敗して落ち込んだときに読みたい本を5冊紹介します。
単なる「仕事術」ではなく、**失敗したときの考え方や、これからどう前に進むかを考えさせてくれる本**を中心に選びました。
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# 1.『道をひらく』松下幸之助
## 失敗して「この先どうすればいい?」と思ったときに
最初に紹介したいのが、パナソニックの創業者として知られる**松下幸之助**の『道をひらく』です。
仕事で失敗したときは、
「なぜ自分はこんな失敗をしたんだろう」
「もっと自分に能力があれば……」
と、失敗した原因を何度も考えてしまいます。
もちろん、失敗から原因を学ぶことは大切です。
しかし、いつまでも過去の失敗にとらわれていては、次の一歩を踏み出せません。
『道をひらく』には、仕事や人生で困難に直面したとき、**どのように物事を考え、前へ進んでいくか**についての言葉が数多く収められています。
特に魅力なのは、短い文章が多く、今の自分の状況に合わせて読めること。
失敗した直後に最初から最後まで一気に読む必要はありません。
本を開いて、気になったところを一つ読む。
それだけでもいいのです。
「もう一度やってみよう」
そう思えるきっかけを探している人におすすめの一冊です。
### こんな人におすすめ
* 仕事で大きな失敗をしてしまった
* 失敗を引きずっている
* 自分に自信がなくなった
* 仕事を続けることに迷っている
* 人生について考え直したい
👉 **『道をひらく』を読んでみる**
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# 2.『生き方』稲盛和夫
## 「自分は何のために働いているのか」と考えたときに
2冊目は、京セラやKDDIを創業した**稲盛和夫**の『生き方』です。
仕事で失敗すると、
「自分は仕事ができない」
「周りの人は成功しているのに、自分だけ失敗している」
と、自分自身を否定したくなることがあります。
そんなときに考えてほしいのが、
**「一度の失敗で、自分の人生すべてを決めてしまっていいのか?」**
ということです。
『生き方』では、仕事だけではなく、人生をどのように生きるのかという根本的なテーマについて語られています。
成功することだけが人生の目的ではありません。
努力すること。
正しい考え方を持つこと。
人との関係を大切にすること。
日々をどう生きるか。
そうした考え方を見つめ直すことで、失敗した自分を必要以上に責めなくてもいいことに気づかされるかもしれません。
「仕事で失敗した」という一点だけではなく、**もっと長い目で自分の人生を見る**。
そんな視点を持ちたい人におすすめです。
### こんな人におすすめ
* 仕事の失敗で自信を失っている
* 働く意味が分からなくなった
* 人生について考え直したい
* 成功者の考え方を知りたい
* これからの人生を前向きに考えたい
👉 **『生き方』を読んでみる**
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# 3.『失敗の本質』戸部良一ほか
## 「なぜ失敗したのか」を冷静に考えたい人へ
「失敗したから落ち込む」のではなく、
**「なぜ失敗したのかを理解して、次に生かしたい」**
という人におすすめなのが『失敗の本質』です。
本書は、日本軍の組織的な失敗を題材に、なぜ組織が失敗するのかを分析した本です。
一見すると仕事の失敗とは関係がないように感じるかもしれません。
しかし、
* 判断を間違える
* 過去の成功にとらわれる
* 情報をうまく共有できない
* 組織内で問題を指摘しにくい
* 目的と手段が入れ替わる
といった問題は、現代の組織でも考える材料になります。
個人のミスだけに原因を求めるのではなく、
**「なぜその失敗が起きる環境になっていたのか?」**
という視点を持てるのが、この本の面白いところです。
管理職やリーダーとして、部下の失敗や組織の問題について考えたい人にも向いています。
### こんな人におすすめ
* 同じ失敗を繰り返したくない
* 失敗の原因を分析したい
* 管理職・リーダーになった
* 組織の問題について考えたい
* 仕事を論理的に考えられるようになりたい
👉 **『失敗の本質』を読んでみる**
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# 4.『経営者になるためのノート』柳井正
## 失敗したあと「次はどう行動するか」を考えたい人へ
ユニクロを世界的な企業へと成長させた**柳井正**の『経営者になるためのノート』も、仕事で失敗したときに読んでほしい一冊です。
タイトルから、
「経営者向けの難しい本なのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、仕事で結果を出すための考え方は、経営者だけに必要なものではありません。
仕事で失敗したときに重要なのは、
**「失敗してしまった」から「次はどうするか」へ視点を切り替えること。**
そのためには、自分の仕事を他人任せにせず、自分自身で考えて行動する姿勢が必要になります。
柳井氏の考える「経営者」という言葉には、
**自分の仕事を自分自身で経営する**
という意味でも考えられる部分があります。
「もう失敗したくない」と思うだけではなく、
「次はどうすれば結果を出せるのか?」
と考えたい人におすすめです。
### こんな人におすすめ
* 仕事で結果を出したい
* 失敗を次に生かしたい
* 仕事に対して受け身になっている
* 管理職・リーダーとして成長したい
* 自分で考えて行動する力を身につけたい
👉 **『経営者になるためのノート』を読んでみる**
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# 5.『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健
## 「失敗して周りからどう思われるか」が怖い人へ
仕事で失敗したとき、
「上司からどう思われただろう」
「同僚に馬鹿にされていないだろうか」
「もう自分は信用されないのでは?」
と、周囲の目が気になってしまうことがあります。
そんな人におすすめしたいのが『嫌われる勇気』です。
本書はアドラー心理学をもとに、人間関係や自分自身の生き方について考える一冊です。
仕事で失敗すると、失敗そのものよりも、
**「他人からどう見られているか」**
に苦しんでしまうことがあります。
しかし、他人の評価を完全にコントロールすることはできません。
だからこそ、
「自分がコントロールできることは何なのか?」
と考えることが重要になります。
失敗したあとに必要なのは、周囲の評価を気にし続けることではなく、**自分がこれからどう行動するかを考えること**なのかもしれません。
### こんな人におすすめ
* 失敗すると人の目が気になる
* 上司からの評価が怖い
* 職場の人間関係に悩んでいる
* 他人と自分を比較してしまう
* もっと自分らしく働きたい
👉 **『嫌われる勇気』を読んでみる**
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# 仕事で失敗したとき、どの本を読む?
今回紹介した5冊は、それぞれ違った角度から「失敗」と向き合える本です。
| 本 | こんなときにおすすめ |
| —————- | —————- |
| **道をひらく** | 失敗して落ち込んでいる |
| **生き方** | 人生や仕事そのものを考え直したい |
| **失敗の本質** | 失敗の原因を分析したい |
| **経営者になるためのノート** | 次はどう行動するか考えたい |
| **嫌われる勇気** | 周囲の評価が気になってしまう |
### 今のあなたに一番近い本を選んでください
「とにかく今は落ち込んでいる」という人なら、**『道をひらく』**。
「仕事だけでなく、人生について考え直したい」という人なら、**『生き方』**。
「なぜ失敗したのかを冷静に分析したい」という人なら、**『失敗の本質』**。
「次は絶対に同じ失敗をしたくない」という人なら、**『経営者になるためのノート』**。
「周囲の目が気になって苦しい」という人なら、**『嫌われる勇気』**。
という選び方がおすすめです。
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# 失敗したことは、あなたの価値を決めるものではない
仕事で失敗すると、その瞬間はすべてが終わったように感じることがあります。
しかし、長い人生から見れば、一つの失敗はあくまで一つの出来事です。
大切なのは、
**「失敗しなかった人」になることではなく、「失敗したあとに何を学ぶか」**
ではないでしょうか。
失敗した直後は、無理に前向きになる必要はありません。
少し休んでもいい。
落ち込んでもいい。
そして気持ちが少し落ち着いたら、本を一冊開いてみる。
自分とは違う時代を生きた成功者や、多くの経験をしてきた著者の言葉に触れることで、今までとは違った視点が見つかるかもしれません。
**「もうダメだ」と思ったときこそ、次の一歩を考えるための一冊を。**
今回紹介した5冊の中から、今の自分に合いそうな本を一冊選んでみてはいかがでしょうか。